悠馬様インタビュー

―― こんにちは。今日はよろしくお願いします。

A. はい!すごく緊張してますが、よろしくお願いします!

―― では、まず一番初めに小説を書こうと思ったきっかけはなんですか?

A. 中学2年のときに、ネットの通信教育で、文章の投稿ページがあって、それからですかね…。同年代の子がコメントし合ってたり、後、スタッフさんにコメントをもらったりしました。

―― あと掲示板には脚本を書いて褒められたと……

A. あ、はい。でも、何がよかったのかも、ここは直せも言われなかったので微妙なんですが(苦笑

―― でもそれが書く動機づけになった?

A. はい!文章で褒められたのは初めてでしたから。その前は誰かに読んでもらうだけだったので。

―― 今、特に書きたいと思うテーマ、気にいっているテーマはありますか?

A. 今は、反戦とか、そういうのを書けたらな、って。イラクの事とか気になって

―― 今のお話ではニュースを見て、ということだと思うのですが、他にはどういうときにネタを思いつきますか?

A. お風呂でシャワーを浴びてる時ですかね。適当に口ずさんだ歌から発展したりとか。

―― シーンから思いつくタイプですか? 人物から思いつくタイプですか?

A. シーンですね。人物から入ると、なんか似たり寄ったりになってしまって……。

―― そのシーンはどうやってストーリーに膨らませているのですか?

A. ……(難)はじまりを作って、そのシーンをどこに入れるかを考えて、つなげてきます……かな。

―― 小説を書くためにやっていることってあります? 情報収集とかネタ探しとか。

A. あ、一番痛い(笑)特にないんですよね。ただ、色々な文化を知ろうとは思ってます。写真で建築物を見たりとか。

―― 小説を書くタイミングとしては、どの程度話ができたら書き始めますか?

A. ネタを一番最初に考えてすぐ、です。長くても3日以内位です。日数が増えると、一本にまとまらなくなっちゃうんで。

―― 書き始めるとき、結末はもう決まっているわけですか?

A. はい。だいたい終わりと始まりを最初に思い浮かぶので。

―― 一つの作品を書くのに、大体どれくらいかかりますか?

A. 大体1週間くらいで。それ以上経つと書きにくくて。その後に修正とかします。

―― 書いている途中で続きが思いつかなくなったらどうしますか?

A. どうしても入れたいシーンを考えて、無理やりでもそれにつなげるように作って、それから直します。それでも書けなかったら、しばらくほっときます(笑)

―― とりあえず書いてしまうということ?

A. そうですね、そうじゃないと、ずっと止まったままになってしまいそうですから。

―― 小説を書く上で気をつけていることはありますか?

A. 登場人物の気持ちを大切にします。自分が登場人物になったつもりで……ってのも変かもしれませんが。それと、背景が白くなってしまわないように、がんばってます。

―― 登場人物の視点から書くということですね。

A. はい。でも、登場人物一人だけの世界じゃないので、登場人物たちが、世界を共有できるようにも、気をつけたいな、とは思っています。

―― 修正、推敲をするときには、どんな点に気をつけていますか?

A. ゴロとか。点が多すぎたり少なすぎたり、単語の前後を入れ替えたりとか、最初と最後でつじつまがちゃんと合ってるか確認します。

―― それにはどれくらい時間をとります?

A. 一晩位です。自分はあまり長い物を書かない(と思っている)ので。

―― 好きな作家、本はありますか?

A. 好きな作家は宮沢賢治と劇作家で成井豊(劇作家)さんです!本は新編銀河鉄道です。

―― 宮沢賢治や、成井豊さんを小説を書く上で参考にしている部分はありますか?

A. お2人とも、夢のある作品の中にテーマが刻み込まれているので、参考というか、そういう文章が書ければと。

―― 得意なジャンルはありますか?

A. とんでもないです!!……ほしいです(汗)

―― 真実の世界を読んで歴史ものが得意な人なのかなと思ったのだけれど?

A. 歴史は、好きですが、とても得意だなんて言える代物ではないので(*>_<*

―― スランプってありますか?

A. 万年スランプです(苦笑)でも、書きたくても詩が書けなかった時は辛かった事があります。

―― それはアイディアが見つからなかった? それとも書きたいことが言葉にならなかった?

A. 言葉にならなかったときです。本当に思い悩んで、なんとか言葉にしたいのに…ってときに。

―― そのときはどうやってスランプを乗り切ったのですか?

A. (まだ乗り切れてないかもしれませんが)また、お風呂で口ずさんだりとかして、それから紙に書くようにしました。

―― 小説を書く環境、時間なんかは決まっていますか?

A. 主に夜、自分の部屋でです。ノートパソコンを使うか、原稿用紙に書いてみたりします。

―― 悠馬さんは長編、短編両方書くようですが、長編にするか短編にするかって言うのはどの段階で決めるのですか?

A. 書き始めるときに、どの位でまとめようとかを考えます。武器の出るファンタジーになると長いみたいです。

―― どういう基準でそれは決めるのですか?

A. 入れたいシーンの割合ですかね。イベントごとをほとんど入れない物は短くまとめます。でも、ファンタジーでは色々入れたくて、やはり長くなります。

―― 文章読本や参考書みたいなものを読んだことはありますか?

A. 読もうとした事はありますが、途中で書きたくなってしまって、最後までいきませんでした。でも、戯曲かくときに配られた起承転結の冊子みたいな物は読みました。

―― その起承転結の冊子で参考になったことはありますか?

A. 結がクライマックスじゃなくて、余韻を残すものだという事に驚きました。ですから、最後は静かに終わらせるように心がけています。

―― 小説ではどこまで行ってもこれは表せない、という限界ってあると思いますか?

A. 色とか価値観ですかね。作者と読者は、やっぱり別人格ですから。

―― そういうものにぶつかったとき、それは表現できないとあきらめますか? それともそこに近づこうとしますか?

A. 一生懸命別の方法を探します。イメージが似てるものとか。

―― 最後に小説家仲間に一言お願いします。

A. (緊張!)文章はひとつの世界だと思うので、それが繋がっていったら素敵だと思います!未熟ですが、よろしくおねがいします。

―― 今日はどうもありがとうございました。