テーマ、設定を決める


書きたいことがありますか? テーマはどこにでも転がっています。恋愛を書きたい? いじめや虐待を書きたい? 何でもかまいません。もっと漠然と温かい話が書きたい、ハッピーエンドを書きたい。それでもかまいません。要はそれをどう話として作り上げていくか、です。

書きたいことが見つかりませんか?

そういう人は『何の小説を書こうかな』毎日思い続けてください。不思議なことに、そう思い続けるだけで現実を見る目が変わってきます。すると意外なところでヒントが見つかるものです。

さて、書きたいことが見つかりました。ではそれをどう生かしていくか、です。兄弟愛を書きたい、ということにしましょう。兄弟愛って何でしょう? どういうシーンがあればこのテーマが生きますか? これを考えます。考えるポイントは先ほどと同じ。『兄弟愛ってなんだろう』毎日思い続けてください。

ケンカ? それとも普段から仲良くしている方がいいでしょうか?

 もっと強いアクセントがほしい? ならば、特別な場面を設定することも有効です。例えば、父親の危篤、など。

これで設定が決まってきました。

 ファンタジーやSFの場合はどうでしょうか? この場合はもう少し詳しく決める必要があります。主人公たちが住む世界はどんな世界なのか。魔法が使えますか? 種族は人間だけですか? せっかくですから、自分にしか書けない世界をつくってみましょう。これも先ほどと同じ。『主人公はどんな世界に住んでいるんだろう』思い続けることです。

 さあ、テーマと設定が決まりました。

 次は人物をつくる、もしくはストーリーをつくる、に進みましょう。どっちからって? どっちでもいいんですよ。要は自分の書きやすいように、です。


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